山梨県北杜市にあります。中央高速須玉・長坂インターから車でおよそ20分のところにあります。設計は小宮山弥太郎。1875年に落成。いわゆる「擬洋風建築」の学校ですが、山梨県のそれは当時の山梨県知事、藤村紫朗の名前にちなみとくに「藤村式校舎」と呼ばれています。山梨県には藤村式校舎が他に4校現存します。玄関(車寄せ)の曲線的な軒はまるで寺社建築のようであり、また中央の塔はチャペルを模したもので、鐘ではなく和太鼓を吊るしているところが日本的で面白いと思います。建築とは関係ありませんが、古いオルガン(山葉製)が数多く展示されています。