東京タワーの設計などで知られる内藤多仲が設計に携わっている。関東大震災では多くの建物が倒壊あるいは損傷したのだが、その多くがアメリカ式の工法によるものだったからである。アメリカ式の工法は、コスト重視のため、建物は短い工期と安価な材料によって作られ、日本が地震多発国であるという事情を考慮するものとは言えないものであった。日本興業銀行は、頑丈な鉄骨をさらに鉄筋コンクリートで包み、建物の要所要所に耐震壁を設けたために、関東大震災にも持ちこたえた。現在の鉄骨鉄筋コンクリート造りの元祖とも言える作品である。
0 件のコメント:
コメントを投稿